60代男性の「嬉しいのと不安の気持ち」  T.Wさん

両親も亡くなり,また10年ほど前に 奥さんと別れてからはずっと淋しい毎日でしたと話してくれました。

仕事中は何も考える余裕はなかったのですが、電気の消えた家に帰るのが嫌だったとのことです。

60代半ばに近い年齢になり、果たして良いパートナーにめぐり逢えるのか、どうか心配で仕方なかった

様子でした。

私からは「焦らずに、今までの時間を取り戻しましょう。お互いに今までの生活習慣を否定せず、

お相手の話に耳をかたむけ、優しく接していけば、あなたのことを大事に思ってくれる人はいるはずですよ」

と話をしましたが、自分より年が離れた人ばかり選んでいましたが、1年後ぐらいから、私と二人で時間をかけて選んで

申込みをしていました。

今度は失敗が出来ないとの覚悟があり、結婚はしたいが、その後の人生最後まで穏やかに暮らせるのか

かなり心の中で葛藤があったようですが、このまま人生一人で終わるのは嫌だとの思いが、勝ちました。

お見合いをして、女性の方が断る率は多かったのですが段々と前向きに頑張るようになり、2年近く時間は

かかりましたが、性格はおおらかで優しい女性に巡り合えました。

少しずつ生活をどのようにしたら、お互いに満足できるかすりあわせが出来る女性のようで安心しております。

長年一人暮らしで年齢も高くなってくると、どうしても自分中心の考え方や生活スタイルを変えたくない方が、

結婚を失敗しないためにはお相手との生活スタイルを尊重しながら、どうしても譲れない事柄がある場合

事前にはっきりさせておくことが最良だと思います。